エンデュランス制覇

TF2010の「出力向上」を達成するため、スズキ株式会社製のGSX-R600(K5)に搭載されている直列4気筒600ccのエンジンを採用しました。 刻一刻と環境が変化するエンデュランス走行において、その出力を最適化されたボディや足回りを介し確実に路面に伝えます。

 昨年度の日本大会上位車両を参考に各部品のグラム単位の軽量化を行いました。同時に慣性モーメントの低減を考え、マスの中心化を図りました。

 部品の搭載位置を見直すことにより、同エンジンを搭載したTF2008よりも全長、全幅をそれぞれ95mm、330mmの短縮、 2気筒エンジンを搭載したTF2009より、全長は同等、全幅は107mmの短縮を実現しました。これによりサーキットでの操作性を確保するほか、1t以下のトラックに完全組み立て状態で搭載可能なサイズに収めました。

 Technical Specification  

Chassis Steel tublar apace frame
Bodywork Nose and sidepods
Wheelbase 1610mm
Front Track 1175mm
Rear Track 1125mm
Weight 210kg
Front Suspension Wishbone,pull rod,coil spring,damper
Rear Suspension Wishbone,push rod,coil spring,damper
Tyres Goodyear 13inch
Wheels 13inch
Engine SUZUKI GSX-R600 K5
Cylinders 4
Displacement 599cc
Fuel Petrol
Lubricants
Max power 82ps/10000rpm
Max torque 6.1kgm/9500rpm
Transmission type 6 speed sequential gearbox
Drive system type Chain drive
Differential Torque sensing LSD
Brake system 4disk system
Steering system Rack & pinion
Electronics

報告書はこちら