立ち上がり最速

近年の日本大会で使用されたコースを分析し、コーナリング性能の向上が不可欠と考えた結果、マシンコンセプトを立ち上がり最速とし、コーナリング性能向上を行いました。

 エンジン部門では、低回転域から中回転域において十分なトルクを発生させるために、V型2気筒エンジンのSUZUKIグラディウス650を採用しました。吸排気の慣性効果を最大限に活用し、吸気では、吸入空気をスムーズにシリンダーに送り込むことができるように後方吸気を採用し、排気ではシリンダーごとの最適な管長を得るためにツインエキゾーストを採用し、吸排気の最適化を目指します。

 シャシー部門では、コンセプト達成のためにマシン自体のトレッド及びホイールベースを拡張することで立ち上がり時の安定性向上を行いました。

 Technical Specification  

Chassis Steel tublar apace frame
Bodywork Nose and sidepods
Wheelbase 1700mm
Front Track 1300mm
Rear Track 1300mm
Weight 215kg
Front Suspension Wishbone,push rod,coil spring,damper
Rear Suspension Wishbone,pull rod,coil spring,damper
Tyres Goodyear 13inch
Wheels TWS Mg 13inch
Engine SUZUKI SV650
Cylinders 2
Displacement 605.9cc
Fuel Petrol
Lubricants
Max power 78.3ps/9500rpm
Max torque 6.8kgm/7500rpm
Transmission type 6 speed sequential gearbox
Drive system type Chain drive
Differential Torque sensing LSD
Brake system 3disk system(Front:2 Rear:1)
Steering system Rack & pinion
Electronics

報告書はこちら