「2024年度大会結果のご報告」

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2024年度 全日本学生フォーミュラ大会結果報告

 

平素よりご支援賜っておりますスポンサーの皆様、OBの皆様方、今年度も弊チームへのご支援、応援をいただき、誠にありがとうございました。
また、大会直前にもかかわらず、各種SNSの更新が滞ってしまい、ご不便をおかけしたこと、心よりお詫び申し上げます。
大会の結果は以下の通りです。
「デザイン」
102点/150点(11位)
「プレゼンテーション」
53.57点/75点(21位)
「コスト」
11.77点/100点(66位)
「動的審査」
車検不合格により走行なし
「総合順位」
167.34点/1000点(43位)
フォローアップ車検には合格し、チルト試験、重量測定、ドライバー脱出試験には合格しましたが、騒音検査でエンジン始動ができず、その後のブレーキロック試験も実施できませんでした。
このような結果となり、大変申し訳ございません。
現在、車両の走行準備を進めており、今年度の車両評価と次年度の目標設定に向けてチーム一丸となって取り組んでおります。
来年度は必ず大会でマシンを走らせられるよう、全力を尽くしてまいりますので、引き続きご支援とご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
24年度広報リーダー 櫻井

今年もよろしくお願いします。

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新年のご挨拶

新年明けましておめでとうございます。旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。

本年も、皆様のご期待に添えますよう、一同、より一層努力してまいります。

2024年度は、変化を恐れず、積極的に挑戦していく年と位置付けたいと思います。

2019年以来の動的審査出場を果たし、これまでの結果を更新できるよう尽力して参ります。

 

 

——————-1月の月間報告——————-

この度は、Tokai Formula Clubの1月度活動をご報告させてただきます。
1月は、カーボンモノコック雌型のインフュージョン作業、エンジンベンチに向けた最終調整、
サスペンション取り付けの点のブラケットの制作、マシンの形を作っていくパーツが仕上がって参りました。
また、3・4年生から1年生への業務引き継ぎも行い、着実と活動を行っております。
シェイクダウンに向けて力強く動き出せた一月となりました。
以下に各班の活動報告をさせていただきます。
 

 

 

 

エンジン班

エンジンベンチに向け、ベンチ台と動力計の芯出し作業を行いました。

初回持ち込み時、大幅なズレを確認したので、後日ベンチ台の修正を行い対処しました。

また排気系のパーツも製作を進めており、自作治具をチタンパイプのフレア加工を行っております。

​2,3月にはエンジンベンチを開始し、定量的にエンジンの評価を行って行きたいと思います。

(↑動力系芯出しの様子)
(↑フレア加工中のチタンパイプ)

エアロ・ボディ班

ショルダーハーネス部のカーボンの試験を行いました。

幅を以前の2.5倍に増やすことによって、1.5倍以上の耐荷重性能を得ることができました。

これによってハニカムの座屈を発生させにくい設計をより定量的に行うことができるようになったと考えております。

またモノコックボルト締結部のインサートの材料、寸法の確定させました。インサートは長さを増すにつれて、

パネル最弱面にアルミとインサートの結合部が近づくことによって応力が集中する特性があることが判明しました。
それを元に「最弱面からの距離を保ちつつ、面積を増やせるような設計」という発想に基づき、

60mm×60mm ベークライトインサートを選定しました。

 

(↑ショルダーハーネス引き抜き試験の様子)

(↑選定したベークライトインサート)

以前より作業の続いていた、カーボンモノコック雌型のマスター作業ですが、1月末にVaRTM作業に入ることができ、1/31に作業をすべて完了することができました。

型が入る大きさのバッグを用意し、空気が漏れぬよう細心の注意を払い作業を行います。

樹脂と硬化剤との配分についてですが、樹脂に対して35%の分量で硬化剤を混ぜています。35%以上硬化剤を混ぜると、硬化時間が急激に短くなることが確認されており、弊チームで適切な配分を検討した結果、35%を採用しました。

この後脱型作業を行って参りますが、引き続き気を引き締め作業に取り組んでまいりたいと思います。

(↑雌型作成の図)

サスペンション班

A7075材を用いて、フロントブラケットの製作を行いました。

切削工程の組み立て、測定精度、どれを取っても難しく感じました。

後の設計で製作性を考慮したパーツを作る必要があると強く実感したと同時に、

2月から開始予定のコスト審査に向けた図面起こしがいかに大変な作業であるかどうかを、知ることができました。

(↑完成したサスペンションブラケット)

新年になり、新たな検討内容に強い根拠を持たせるべく、サスペンションのモデリングを実行しました。より現実に近い車両モデルでの性能設計を可能になりました。下図は車両走行時の入力による各コンポーネントの変位を表記したものです。
これからシェイクダウンに向けて、各センサーとシミュレーションの比較を繰り返し、

運動性能の最適化と設計の妥当性について証明していく作業をして参ります。

(↑ホイール上下の変位、ARB変位,スプリングの変位シミュレーション結果)

——————-最後に——————-

遅くなってしまいましたが、大まかに1月の活動を報告させていただきました。

シェイクダウンに向けてパーツの完成が確認できるなど、モチベーションが上がるひと月であったと思います。

まだまだ至らない点が多く、例年より時間がかかってしまう箇所も発生していますが一つ一つ対処し挑戦的に活動に励んで参ります。

今年も活動できているのは、大学職員や多くのスポンサー様、OBの皆様方のご支援があっての物です。
そんな方々の期待を背負い、一同尽力して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

広報 村松


今年も一年ありがとうございました。

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今年の総括と来年に向けてのご挨拶

 

本年も別格のご厚情を賜り、厚くお礼申し上げます。

今年も残すところ僅かとなりました。

本年の活動報告をもって年末の挨拶とさせていただきます。

 

今年の活動内容につきまして

はじめに、今年は大会出場がかなわず、皆様のご期待に反する結果となってしまったこと改めてお詫び申し上げます。

しかしながら、我々はその悔しい想いをバネに、24年度大会に向けて素早く動き出すことができました。

一年生が新たにメンバーとして加わって間もなく、各班に振り分け、Solidworksを用いて新規パーツの設計・製作を行いました。他大学様の一年生よりも一足、二足も早くマシンに携わり、経験を積むことができたのは大きなアドバンテージだと考えております。また、23年度大会出場が叶わなかった弊チームですが、5月に行われた湘南ヒストリックカークラブ様主催の走行会で22年度マシンの走行をさせていただける運びとなり、その準備期間と当日で、1年生がマシンの保守管理について実際に触れながら学ぶことができました。

「22年度マシンのフロントウィング取り付け方法を確認する1年生4人」

 

また6月には1年生主導でオープンキャンパスでの広報活動を行いました。

まだまだお互いの距離を模索している段階だったメンバーも多く、これを機に仲を深めることができました。また自分が携わったパーツをお客様に説明したりすることによって、誇りをもつことができた!というメンバーも数多く、活動意欲をかき立たせる1日となりました。

「19号館にてブース展示を行う一年生」

 

8月下旬にはエコパで行われた学生フォーミュラ日本大会を見学しました。1年生にとっては初めての他大学様のマシンを近くで見る機会となり、多くのことを学ぶことができました。特に他大学様との交流を行うことで、弊チームとはことなるコンセプトやプロセスで設計されたマシンを知ることができたり、チームビルディングの仕方を互いに相談しあうことなどもでき、各大学と互助の気持ちを忘れずに取り組んでいくことの重要性を再確認した機会でもありました。

「大会スポンサーボード前での集合写真」

 

11月には、東海大学の学祭である「建学祭」にて3日間模擬店を出店し、やきそばを販売しました。多くの方にご好評を頂きました。

「夜の部出店時の様子」

12月に入り、本格的に活動場所の移転を開始しました。移転に際し、各班で必要なもの不必要なものを仕分けました。より使いやすく清潔な活動場所にできるように、事前に棚や定盤の配置を事細かに定め搬入を行いました。どの団体よりも早く搬入作業を終え、素早く普段の活動に戻ることができました。

親しみのある旧活動場所「ものつくり館」、愛称「円形」を取り壊し前に一目見たいと、OBの方々も訪問してくださることがありました。その際、様々なアドバイスを頂くことができました。その節はありがとうございました。

「移転が完了した後、旧活動場所で最後の集合写真」

「移転後、7号館でプレゼン・コスト講座を行った」

画像の通り真新しくリフォームされた7号館に移動することができ、より快適で効率的な作業環境を整えることができました。活動に対する意欲が一段と深まりました。移転作業をサポートしてくださった、大学職員の方々を始め、関係業者の方々、感謝申し上げます。

 

最後に

大まかに今年の活動を報告させていただきました。シェイクダウンに向けて着実と事が進んでおります。来年の大会参戦、目標達成に向け、持てる力を出し尽くし、活動に励んでまいります。

今年、着実に活動を行えたのは、大学職員の方々をはじめとする多くのスポンサー様、OB の皆様方のお力沿いがあっての物だったと思います。心から感謝申し上げます。来年も変わらぬご支援ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

広報リーダー 櫻井